モラハラ(精神的暴力)で離婚した場合の慰謝料相場は?50万〜300万円の基準と証拠の集め方
夫婦間のモラハラ(精神的暴力)による離婚の慰謝料相場は、一般的に50万円〜300万円程度とされています。
暴言、人格否定、無視、行動制限、経済的虐待などが対象となり、
婚姻期間が長い・悪質・長期間に及ぶ・子どもがいるといった事情がある場合は、高額化しやすい傾向があります。
1. モラハラ離婚の慰謝料相場と決まる要因
■ 慰謝料の相場
- 一般的な相場:50万円〜300万円
- DV(身体的暴力)を伴う場合:300万円を超えることもある
モラハラは身体的暴力より慰謝料が低くなりやすい傾向があります。
しかし、精神的ダメージの深刻さを立証できれば高額になる可能性があります。
■ 慰謝料が高額になりやすい要因
- モラハラの期間が長い(数年以上継続)
- 悪質性が強い(人格否定・脅迫的言動)
- 被害により心療内科・精神科へ通院している
- 未成年の子どもがいる
- 離婚後の生活基盤が不安定
特に「診断書があるかどうか」は、慰謝料額を左右する重要なポイントになります。
2. モラハラ慰謝料請求に有効な証拠の集め方
モラハラは形が残りにくいため、客観的証拠の確保が最重要です。
① 録音・動画
暴言や威圧的発言をスマートフォンで録音。日付がわかる形で保存します。
② 日記・メモ
・日時
・発言内容
・その時の状況
・精神的影響
具体的に記録することで証拠価値が高まります。
③ 診断書
心療内科・精神科で「配偶者の言動による精神的ストレス」と診断された書面は非常に強い証拠になります。
④ メール・LINEの保存
脅迫的メッセージや人格否定の文章はスクリーンショットで保存。
クラウドにもバックアップを取っておくと安全です。
⑤ 相談記録
- 警察への相談履歴
- 配偶者暴力相談支援センターの記録
- 自治体窓口の相談記録
第三者機関への相談歴は、被害の客観性を補強します。
3. モラハラ慰謝料請求の注意点
■ 証拠がない場合
証拠が不十分だと、慰謝料が認められない可能性が高くなります。
■ 請求先
原則として、慰謝料請求は配偶者本人に対して行います。
■ 調停・裁判になるケース
話し合いでまとまらない場合は、家庭裁判所の離婚調停へ進みます。
調停でも合意できなければ裁判へ移行します。
4. モラハラは「証拠戦」になる
モラハラは身体的暴力と違い、証拠が残りづらいという特徴があります。
そのため、日頃からの記録・録音・診断書の確保が将来の慰謝料請求を左右します。
感情的に動く前に、まずは証拠を集めることが大切です。
まとめ|まずは専門家に相談を
モラハラ離婚の慰謝料は、状況次第で大きく変わります。
適切な証拠を揃え、法的に有利な形で進めるためにも、弁護士などの専門家に早めに相談することをおすすめします。



