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● 一般病棟に戻っても、まだまだ辛い現実
術後の翌日の昼前には一般病棟に戻りました。
「ようやく帰ってきた…」という気持ちと裏腹に、体はまだボロボロ。
手術後の切開部からは ドレーン(体液を排出する管) が出ていて、
S状結腸や肝臓あたりに透明なビニールのチューブが挿入されていました。
それだけでなく、尿道カテーテルも挿入されたまま。
さらに、お尻の違和感の正体は肛門からのビニール管。
動くこともままならず、まるで体がチューブまみれでした。
● ICUの喧騒から、ようやく静かな空間へ
それでも一般病棟に戻った瞬間、
「生きて戻ってこれたんだな」と少しだけ実感できた気がします。
というのも、ICU(集中治療室)は本当にうるさい場所でした。
絶えず鳴り響く電子音、機器のアラーム音、自分のバイタルサインを知らせる警告音…。
それに比べると、一般病棟の静けさは救いでした。
ようやく自分の身体と向き合える時間が持てた気がします。
● 想像を超える「咳とくしゃみの激痛」
しかし、問題はそこから。
寝返りを打つことすらできない状況。
身体のあちこちに痛みが走り、眠ることもままならない夜が続きました。
特につらかったのは、病室の乾燥による咳やくしゃみ。
おへそのあたりから切除した臓器を取り出し、縫合しているため、
少しでも腹筋が動くと激痛が走るのです。
くしゃみなんて恐怖です。
咳払い一つでも、悶絶レベルの痛みに襲われました。
この痛みは、退院するまでずっと続きました。
● 背中とお尻の鈍痛、手術の“後遺症”?
実は、手術そのものとは別の痛みもありました。
それは お尻と背中の痛み。
手術は12時間以上にも及び、硬い手術台の上に寝かされ続けていたため、
麻酔で力が抜けた身体がずっと台に押しつけられていたのです。
この圧迫痛は、一ヶ月ほど続きました。
尿道カテーテルの不快感も強烈で、
自由になりたい気持ちと、動けない現実とのギャップに心が折れそうにもなりました。
● それでも「一歩ずつ」…回復へのスタート
そうして、一般病棟に戻った最初の1日が終わりました。
痛みと不快感に囲まれながらも、
ここから少しずつ、回復への道のりが始まったのです。
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